この木なんの木は実在する?ハワイ現地の現在と維持費の真相を徹底解説

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この木なんの木は実在する?ハワイ現地の現在と維持費の真相を徹底解説
この木なんの木は実在する?ハワイ現地の現在と維持費の真相を徹底解説
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🎵 この木なんの木は実在する?ハワイ現地の現在と維持費の真相を徹底解説

日曜日の夜、お茶の間に流れる「この木なんの木 気になる木」という耳馴染みのあるフレーズ。誰もが一度は口ずさんだ経験を持つこのCMソングと、画面いっぱいに広がる巨大な大樹の姿は、半世紀以上にわたって日本人の記憶に深く刻み込まれてきました。架空のCGやアニメーションだと思い込んでいる人も少なくありませんが、あの樹木は太平洋の楽園ハワイに実在する本物の巨木です。

しかし、半世紀を超える歴史の裏側では、莫大な維持費を巡る契約交渉や所有者の交代、さらには観光客を不安に陥れた「閉園の噂」など、メディアが大きく報じてこなかった数々のドラマが繰り広げられてきました。長年親しまれてきたシンボルの「正体」と、知っておくべき2026年現在の現地のリアルを、一次証言や財務・契約データをもとに徹底取材しました。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:「この木なんの木」の正体はハワイ・オアフ島「モアナルア・ガーデン」に立つ樹齢約130年のモンキーポッドであり、幅約40メートルに及ぶ圧倒的スケールを誇る。
  • 要点2:日立グループが支払う年間の商業撮影権・維持協力金は約40万ドル(約6,000万円規模)に達し、民間庭園の景観保全を支える貴重な資金源となってきた。
  • 要点3:一時囁かれた閉園の噂を経て現在は有料化(入場料約10ドル)で公開が継続されているが、訪問の際はワイキキからのアクセス手段や治安状況の確認が必須となる。

【正体判明】「この木なんの木」の樹種・樹齢と圧倒的なスケール

あの特徴的な美しい傘型のシルエットを持つ巨木の正体は、熱帯アメリカ原産のマメ科の常緑高木であるモンキーポッド(学名:Samanea saman、和名:アメリカネムノキ)です。ハワイの温暖な気候のもとですくすくと育ち、日の出とともに葉を開き、雨の日や夕暮れになると葉を閉じる習性から、現地では「レインツリー(Rain Tree)」の愛称でも親しまれています。

テレビ画面越しでもその雄大さは伝わってきますが、現地で対面したときのスケール感は想像を絶します。樹齢はおよそ130年〜140年と推定され、高さは約25メートル、左右に大きく張り出した枝の直径(樹冠)は約40メートル、幹の周囲だけでも約7メートルに達します。一本の木でありながら、ひとつの森を形成しているかのような圧倒的な包容力こそが、この木を唯一無二の存在に押し上げました。

モンキーポッド自体はハワイの公園や街路樹として決して珍しい植物ではありません。しかし、周囲の景観を邪魔する人工物が一切なく、芝生の真ん中に単独で悠然と枝を広げる美しいシンメトリーを保っている木は、現地オアフ島でもモアナルア・ガーデンにあるこの個体をおいて他にありません。日立グループの制作陣が何百本もの候補からこの木を選び抜いた理由も、まさにこの完璧な造形美にありました。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:upload.wikimedia.org)

歴代CMの知られざる舞台裏|実は「ハワイ以外の木」も存在した?

「日立の樹」として親しまれるこのCMシリーズがスタートしたのは、高度経済成長期の熱気が残る1973年(昭和48年)のことでした。しかし、放送初期の歴史を紐解くと、意外な事実が浮かび上がってきます。実は、初代CMに登場したのは実在の樹木ではなく、「イラストによるアニメーションの木」だったのです。

「技術の日立」として重電から家電まで多角化を進めていた当時、多種多様な事業が一本の大樹のように根を張り、花を咲かせるという企業グループの理想像を具現化するために企画されました。作詞を手掛けた伊藤アキラ氏は「みんなが集まってくる木、名前も知らないけれど誰もが見上げたくなる木」という普遍的なモチーフを紡ぎ出し、希代のヒットメーカーである小林亜星氏が一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディを付与。この黄金タッグによって、日本の広告史に残る大名曲が誕生しました。

歴代のロケーション変遷を振り返ると、常に同じ木が使われていたわけではありません。企業のグローバル展開やハイビジョン映像技術の進化に合わせて、カメラは世界各地の銘木へと向けられました。

世代・放映期ロケーション・樹種特徴・撮影エピソード編集部の着眼点
初代(1973年〜)アニメーション(イラスト)温かみのある切り絵調のアニメで大樹を表現実写ではなく概念としての「木」からスタートした
2代目(1975年〜)ハワイ・オアフ島(モアナルア)初の実写化。現在の木が初めて登場した原点視聴者に「実在する木」としての衝撃を与えた
4代目(1979年〜)シンガポール(レインツリー)アジアの急速な近代化を背景に海外ロケを拡大ハワイ以外の熱帯雨林地域への初進出
6代目(1984年〜)アメリカ・ロサンゼルス(樫の木)カリフォルニアの雄大なカリフォルニアオークモンキーポッドとは異なる剛健な枝ぶりが特徴
9代目以降(1989年〜現在)ハワイ・オアフ島(モアナルア)視聴者からの熱烈な要望でモアナルアの木へ回帰「日立の樹=モアナルア」のブランドイメージが固定化

一時的にシンガポールや北米の樹木を採用した時期もありましたが、視聴者から「いつものあの木が見たい」という問い合わせが殺到。結果として日立グループは再びモアナルア・ガーデンのモンキーポッドへと立ち戻り、今日に至るまで約35年以上にわたって同じ木を撮影し続けています。

年間約6,000万円?「日立の樹」を巡る維持費と商業契約の真実

日本企業が海外の特定の樹木を宣伝に使用し続けるうえで、避けて通れないのが「維持管理費」と「排他的商業利用権」の契約問題です。「ただ公園に生えている木を勝手に撮影しているだけではないか」という誤解も散見されますが、実態は極めてシビアなビジネス契約の上に成り立っています。

モアナルア・ガーデンは、もともとハワイ王国カメハメハ5世の所有地であり、その後実業家サミュエル・デーモン氏へと遺贈された歴史ある私有地(プライベートパーク)です。かつて年間数万人規模の日本人観光客が大型バスで押し寄せ、芝生を踏み荒らしたり周辺道路を渋滞させたりしたことで、公園側の維持コストは跳ね上がりました。

転機が訪れたのは2006年前後でした。デーモン財団の解体に伴い公園の土地が地元企業カイムキ・インフラストラクチャー社へ売却された際、従来の年間約2万ドル程度だった撮影契約料が大幅に見直されたのです。当時の地元紙『ホノルル・アドバタイザー』等の報道によると、日立側と交わされた新契約は「年間約40万ドル(当時の為替レートで約4,500万〜5,000万円、円安基調の近年換算では約6,000万円規模)」に達したと報じられました。

この巨額のライセンスフィーには、世界中での商業広告独占権だけでなく、樹木医による定期的な剪定や土壌改良、害虫駆除、さらには24エーカーに及ぶ広大な歴史的庭園全体の美観維持費が含まれています。日立グループという単独スポンサーの支えがあったからこそ、この文化的遺産が今日まで保全されてきたという側面は否定できません。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:lanilanihawaii.com)

【実態検証】モアナルアガーデン「閉園の噂」と2026年現在のリアル

近年の旅行者コミュニティやSNS上で最も検索されているトピックのひとつが、「モアナルア・ガーデンは閉園してしまったのか?」という噂の真偽です。現地取材と公式発表資料を突き合わせると、この噂の発生源と2026年現在の実際の運営状況がはっきりと見えてきます。

結論から申し上げると、公園は完全に閉園したわけではなく、運営形態を変更して存続しています。噂が急速に拡散した背景には、以下の決定的な要因がありました。

  • コロナ禍における長期の臨時休園:2020年春からのパンデミックにより、観光客の受け入れが完全に停止。門が固く閉ざされた状態が長期間続いたことで「このまま閉園か」と誤認された。
  • 維持管理コストの高騰と入場有料化の定着:長年「無料の憩いの場」として開放されていた同園ですが、運営財政の健全化のために大人1人あたり約10ドル(子ども無料または割引)の入場料徴収が恒久化された。
  • 商業ツアー規制と開園時間の制限:無秩序な観光バスの乗り入れが厳しく制限され、開園日や時間が縮小されたことで、個人旅行者が「行ってみたら門が閉まっていた」という体験をネット上に投稿した。

2026年現在、個人での訪問自体は可能ですが、かつてのように「ワイキキからふらりと無料散策に立ち寄る」ような感覚で訪れることはできません。ゲート前にはチケットオフィスとお土産ショップが整備され、厳格な入園管理が行われています。また、運営スケジュールは予告なく変更される場合があるため、渡航前の公式Webサイト確認が不可欠となっています。

一般に知られていない盲点とネットの誤解

現地を訪れる日本人観光客が最も陥りやすい落とし穴が、「ワイキキ中心部からのアクセス難易度」と「周辺地域の治安」に関する誤解です。ガイドブックでは明るい青空と緑の芝生だけが切り取られがちですが、リアルな現場環境には事前の心構えが必要です。

まず、地理的な立地です。モアナルア・ガーデンはホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)の北東、高速道路「H-1」と「H-201(モアナルア・フリーウェイ)」が交差する交通の要衝近くに位置しています。そのため、現地に立つと「車の走行音が常に低く轟いている」という現実に直面します。静寂の中で鳥のさえずりを聞きながら木を仰ぎ見る、という幻想を抱いていると少なからずギャップを感じることになります。

さらに深刻なのがアクセス手段です。路線バス(TheBus)を利用して自力で向かうルートもありますが、最寄りのバス停から公園までの道中は人通りが少なく、決して観光客向けに整備された安全な歩道ばかりではありません。特に夕刻以降のバス移動は防犯上推奨されません。個人で訪れる場合は、レンタカーを利用して公園内専用駐車場に停めるか、ワイキキ発着の信頼できるオプショナルツアーを利用するのが鉄則です。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準

現地への渡航を検討している読者に向けて、旅程にモアナルア・ガーデンを組み込むべきかどうかの明確な判断基準を提示します。

【訪れるべき人】

  • 昭和・平成のテレビ文化や企業CMの歴史に特別な思い入れがある人
  • 樹齢130年を超える本物の巨木の生命力や樹冠の広がりを肌で体感したい人
  • レンタカーを運転でき、オアフ島西部・ノースショア方面へのドライブ途中に無理なく立ち寄れる人

【慎重になるべき人(見送りを検討すべき人)】

  • ハワイ旅行の日程が2泊4日〜3泊5日と極めてタイトで、ワイキキ周辺やビーチアクティビティを最優先したい人
  • 英語での現地情報収集が難しく、路線バスのみで格安移動しようと考えている一人旅や女子旅
  • 「完全な静寂と手付かずの大自然」を期待している人(高速道路隣接のため)
公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:shiho.me)

【プロの結論】日立グループが紡いだ「象徴資本」と企業ブランディングの功罪

広告社会学およびコーポレートブランディングの観点から「日立の樹」を分析すると、この1本の木が果たしてきた役割の大きさに改めて驚かされます。日本企業におけるCMソングの歴史において、半世紀以上にわたり同じ楽曲、同じシンボルを使い続けた事例は極めて稀有です。

高度経済成長期からバブル期にかけて、日立グループは家電製品から巨大タービン、新幹線車両に至るまで多種多様なグループ企業を傘下に収めていました。その中で、このCMは単なる「製品広告」ではなく、巨大複合企業としてのグループの一体感(インナーブランディング)を醸成し、社外に対しては「社会的信頼感・安心感(象徴資本)」を植え付ける装置として機能してきました。家族が揃って日曜夜のクイズ番組を見守る茶の間において、あの木は「日本のものづくりの安定性」の象徴だったのです。

しかし、時代は大きく変わりました。日立グループは近年、白物家電や上場子会社の売却を進め、IT・デジタル技術を中核とする「ルマーダ(Lumada)」主導のグローバル企業へとダイナミックな事業構造改革を成し遂げました。「重電と家電のコングロマリット」から「グローバルDX企業」へと変貌を遂げた今、あの素朴で雄大な大樹のイメージと、先端テクノロジー企業としての実態との間にどう整合性を持たせるのかという新たな問いも生まれています。

それでもなお日立がこの木を手放さない理由。それは、利益至上主義や目まぐるしい技術革新の時代だからこそ、「大地に深く根を張り、人々を包み込む」という企業の原点と社会的責任(メセナ精神)を示すアンカー(錨)として、この木以上の象徴が存在しないからに他なりません。

【この木なんの木】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:モアナルア・ガーデンは今でも一般人が入園できますか?
A1:はい、一般公開されています。ただし、かつてのような完全無料開放ではなく、現在は大人約10ドルの入場料が必要です。また、民間私有地であるため、イベント開催や施設メンテナンスにより開園時間・休園日が変動します。訪問前に公式発表スケジュールを必ずご確認ください。

Q2:「この木なんの木」の近くまで近寄って触ることはできますか?
A2:木の下の木陰に入ることは可能ですが、根の保護や樹木への負担を減らすため、幹に直接よじ登ったり傷をつけたりする行為は固く禁じられています。マナーを守って、広大な傘の下から空を見上げるアングルで撮影するのが定番の楽しみ方です。

Q3:ホノルル空港から直接行くことは可能ですか?
A3:地理的には空港のすぐ北東に位置しており、車であれば10〜15分程度で到着できます。そのため、レンタカーを借りて空港を出発した直後、または帰国日に空港へ向かう前の立ち寄りスポットとして旅程に組み込むのが最も効率的です。

Q4:花が咲く時期は決まっていますか?
A4:モンキーポッドは年に2回、主に5月前後と11月前後にピンク色の繊細な刷毛(ブラシ)のような花を咲かせます。満開の時期に訪れると、緑の樹冠全体がうっすらとピンク色に染まる幻想的な光景を目にすることができます。

まとめ:時代を超えて愛される「日立の樹」の真価を見つめ直す

「この木なんの木」というワンフレーズから広がる世界は、単なるノスタルジックなテレビCMの枠をはるかに超えています。そこには、樹齢130年を超えるモンキーポッドの力強い生命の営み、ハワイ王族から引き継がれた土地を守り抜く地域社会の苦闘、そして多額の維持費を投じて文化景観を支え続けてきた日本企業の哲学が重層的に息づいています。

もしハワイ・オアフ島を訪れる機会があるならば、ワイキキの喧騒を少しだけ離れ、高速道路の脇に静かに佇むその大樹を見上げてみてください。50年以上にわたって幾多の時代を見守り、何世代もの人々の心を癒やし続けてきたその圧倒的な枝ぶりは、画面越しでは決して味わえない確かな生命の重みと感動を教えてくれるはずです。 (出典: この 木 なん の 木(Yahoo!ニュース)

この 木 なん の 木
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